Photowalker

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December 2008

Dec 29, 2008
“

夜の夢の中で 町々や人々や

怪物や蜃気楼や

あらゆるものが

魂の暗い場所から 立ち出でる、

それらはみんな君の作る形象だ、君自身のものだ、

それらはみんな 君の夢だ。


昼間 町や小路を通って

雲を、人々の顔を君が眺めると

おどろいて君はさとる、

それらが君のものであり、

君がその制作者・詩人であることを。

君の官能の両面で

複雑重畳の生活と動きとを持っているものは

じつに君自身のものであり、君に内在しているのだ。

それらは君が揺すっている夢なのだ。


君自身を通じて果てしなく前進し

或いは君自身を制限し、或いは押し拡げつつ

君は語る者であると共に聴く者であり

作る者であり、またこわす者である。

永らく人の忘れている魔力が

依然 聖なる迷いを織っている。

そして 測り知れない世界は

君が生命の呼吸をすることによって生きている。


『ヘッセ詩集』(片山敏彦 訳/みすず書房)

”
—
Dec 29, 2008
Dec 27, 2008268 notes
“白い紙は全面の光。そこに墨を入れることで影が生まれる。つまり、「光の引き算」が水墨画の本質である” —「日本は引き算」だからできること - 思索の副作用 - Tech-On!
(via suwaowalog) (via jinakanishi) (via iro) (via gkojax) (via aurorae)
Dec 27, 2008
“

以来、緒川たまきウォッチャーとなったわけだが、「新・日曜美術館」の司会(もう終わったけど)でもセンスが爆発していた。いちばんすごかったのは岡本太郎の特集のとき。

岡本太郎の旧宅は、いま記念館になっているらしい。行くと、岡本太郎の蝋人形があるのだ。緒川たまきは、その蝋人形をひと目見るや否や、

「まあ、岡本先生」

と言って、蝋人形の肩に手を置いて、ポーズを取った。”
—a day in the life of mercy snow (via biccchi) (via tomaze) (via aurorae)
Dec 27, 200854 notes
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Dec 27, 2008
“

ぼくは二十世紀に生きている 
    ーマルシアに


ぼくは二十世紀に生きている
きみはぼくの脇に寝ている。眠りが
訪れた時きみはとても不幸だった。
ぼくにはどうしてやることも
できなかった。無力だった。きみの
顔はほんとうに美しいから、ぼくは
描写しないではいられない、そして眠っている
きみを幸福にしようにもぼくにできることは
 なにもない。

”
—リチャード・ブローディガン (via suyhnc)
Dec 27, 20084 notes
Dec 27, 200823 notes
“私はメッセージが好きじゃありません。
言葉が外に向かっていて、自分自身に向けられていないからです。
いま人類がかかえている問題は、すべて私たち自身の貪欲の結果だと私は考えています。
自分にひそむ小さな『悪』が地球大の悪に育ってしまうのを、他人に責任転嫁せずに制御していきたいと思っています。
世界を変えることはできませんが、自分を変えることはできるかもしれませんから。”
—谷川俊太郎
(Think The Earth Paperの「今後世界が変わっていくために、決定的だと考えていること」という質問に答えて) (via suyhnc)
Dec 27, 2008241 notes
“

子供の頃、小学校一年生くらいだったか、同級生の女の子が、「怖くておかしくて悲しい話って知っている?」というのだ。教えてもらた。

 それは、「鬼が出て、おならをして、死んでしまいました」というのだ。

 私は感動して、50歳になっても、思い出す。ナスラディンの英知かもしれない。

人間というのは、なんとなく生まれておならをして死んでしまうようなものであり、しかも、考えてみれば、おならをして、というあたりのおかしさに支えられて生きているものだ。

”
—若きバートランド・ラッセルが自殺を思いとどまった理由 - finalventの日記 (via biccchi) (via sukoyaka) (via anepan) (via pinto) (via bibidebabideboo) (via miniatures) (via kouma) (via aurorae)
Dec 27, 2008229 notes
“何かを「好きだ」とか「おもしろい」ということは、リスキーなことなのだ。なぜなら、それは自分を開陳することだから。” —胸をはって好きといえるものがありますか? - Something Orange (via aurorae)
Dec 23, 2008196 notes
Dec 18, 200843 notes
Dec 15, 200892 notes
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Dec 14, 2008
Dec 7, 200880 notes
“

この世界がきみのために存在すると思ってはいけない。世界はきみを入れる容器ではない。
 世界ときみは、二本の木が並んで立つように、どちらも寄りかかることなく、それぞれまっすぐに立っている。
 きみは自分のそばに世界という立派な木があることを知っている。それを喜んでいる。世界の方はあまりきみのことを考えていないかもしれない。

 でも、外に立つ世界とは別に、きみの中にも、一つの世界がある。きみは自分の内部の広大な薄明の世界を想像してみることができる。きみの意識は二つの世界の境界の上にいる。
 大事なのは、山脈や、人や、染色工場や、セミ時雨などからなる外の世界と、きみの中にある広い世界との間に連絡をつけること、一歩の距離をおいて並び立つ二つの世界の呼応と調和をはかることだ。
 たとえば、星を見るとかして。

 二つの世界の呼応と調和がうまくいっていると、毎日を過すのはずっと楽になる。心の力をよけいなことに使う必要がなくなる。
 水の味がわかり、人を怒らせることが少なくなる。
 星を正しく見るのはむずかしいが、上手になればそれだけの効果があがるだろう。
 星ではなく、せせらぎや、セミ時雨でもいいのだけれども。

”
—

第98回芥川賞受賞作−昭和62年下半期−

池沢夏樹「スティル・ライフ」

(via hanemimi)

(via suyhnc)

Dec 7, 200897 notes
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